広域交付住民票

 こんにちは、司法書士の藤原です。今日は私の失敗談から。

 先日、帰宅している途中につなずいて転んでしまい、なんと、スラックスの膝を破ってしまいました・・・。お気に入りのスーツでスラックスは1着しか無く、どうしたものかとネットを調べていたところ、「かけつぎ」という技術があることが分かりました。これだと、多少値が張ってもかなりきれいに修理ができるとのこと。調べていると神戸の東灘に専門店があり、そこにお願いしました。今日スラックスを受け取ってビックリ。見た目はほとんどキズが分からないぐらいきれいに直していただきました。本当に感謝!しかし、スラックスを破かないことが当然第一ですので、皆様も気をつけましょう(笑)

 さて、今日は小ネタを。

 皆様、「広域交付住民票」というものはご存知でしょうか。私は恥ずかしながら、先日不動産取引の場でお客様から提示されてはじめてその存在を知りました。

 広域交付住民票とは、全国どの自治体からでも、自分の住民票が取得できるものです。例えば私の住所は西宮ですが、西宮の私の住所の載った住民票を北海道の役所でも取得することが可能なのです。

 これって、不動産取引の際には、非常に便利です。なぜかというと、不動産の登記手続きには住民票を必要とするケースが多く、もし住民票が必要なのに取引の場に住民票を忘れてしまい、その住所地がかなり遠方の場合には、最悪不動産取引を中止または延期するケースもあるからです。しかしこの広域交付住民票であれば、その取引場所の近くの役所に行き、住民票を発行してもらうことができますので、そのまま手続きを進めることが可能となります。そして広域交付住民票は登記手続きに使用することが可能です。

 なお、この広域交付住民票には本籍地が記載されないなどいくつか制限がありますので、登記に限らず本籍地記載のある住民票が必要な場合にはご注意ください。

 本日はここまで。最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 司法書士 藤原亮介